2009年2月5日木曜日

ジャズとバークリー音楽大学

ジャズが生まれたのはアメリカ南部のニューオーリンズ、19世紀の終わりから20世紀初めのことだといわれています。アフリカから奴隷として連れて来られた移民たちの民族音楽がもととなり、西洋音楽と融合して誕生しました。その自由な表現形式は、都市部に移住した黒人ミュージシャンによって広められ、進化を遂げ、20世紀半ばには人種の枠を越えた音楽ジャンルのひとつとして認識されるようになりました。

 ニューオーリンズ・ジャズ、デキシーランド・ジャズ、スウィング・ジャズ、モダン・ジャズ、フリー・ジャズ、ラテン・ジャズ、ジャズ・ファンクなど、そのスタイルは多岐にわたり、ジャズは現在でも発展し続けています。

アメリカのボストンにある1945年創立のバークリー音楽大学は、世界で唯一コンテンポラリーミュージック、主にジャズを中心とした音楽教育を行っていることで有名です。約4000人の学生のうち約40%は海外からの留学生で占めています。著名なミュージシャンを数多く輩出しており、日本人では秋吉敏子、渡部貞夫、マルタ、小曽根真、上原ひろみ、などがバークリーの卒業生です。